
伊藤伸二のプロフィール
» 伊藤伸二(いとうしんじ)
1944年奈良県生まれ。明治大学文学部・政治経済学部卒業。大阪教育大学特殊教育特別専攻科修了。大阪教育大学專任講師(言語障害児教育)を経て現在、伊藤伸二ことばの相談室主宰。日本吃音臨床研究会会長。大阪教育大学、龍谷大学非常勤講師、言語聴覚士養成の専門学校数校で吃音の講義を担当。
小学2年生の秋から吃音に強い劣等感をもち、1965年にどもる人のセルフヘルプグループ言友会を設立するまで吃音に深く悩む。長年言友会の全国組織の会長として活動するが、1994年に言友会から離脱し、どもる子どもの親、臨床家、研究者などが幅広く参加する日本吃音臨床研究会を設立。NPO法人・大阪スタタリングプロジェクトでセルフヘルプグループとしての活動も続けている。1986年に第一回吃音問題研究国際大会を大会会長として開催し、世界44カ国が参加する国際吃音者連盟の設立にかかわる。現在、国際吃音者連盟の顧問理事。
セルフヘルプグループ、論理療法、交流分析、アサーション・トレーニング、竹内敏晴からだとことばのレッスンなどを活用し、吃音と上手につき合うことを探る。吃音ショートコース、吃音親子サマーキャンプ、吃音相談会や吃音講習会などを開催している。
著書に、『治すことにこだわらない、吃音とのつき合い方』(ナカニシヤ出版)、『知っていますか?セルフヘルプグループー問一答』『知っていますか?どもりと向きあう一問一答』『どもる君へ いま伝えたいこと』『親、教師、言語聴覚士が使える 吃音ワークブック』(解放出版社)『話すことが苦手な人のアサーション-どもる人とのワークショップの記録』『やわらかに生きる~論理療法と吃音に学ぶ』『ストレスや苦手とつきあうための 認知療法・認知行動療法~吃音とのつきあいを通して』(金子書房)など多数。