《大阪吃音教室 例会記録》 |
2003年度前半(2004.04〜09)記録------------------------------------------------------------・吃音教室2003.09.19・記録 テーマ:森田理論に学ぶ 担当者:金光 聖隆 参加者数:31人(初参加者1組2人) ------------------------------------------------------------ 18:45〜 (司会者)新参加者紹介・参加者近況など ・当日、担当者の到着が遅れ、初参加者が中学生だったこともあり 各参加者が中学生だった頃の吃音体験などを話し合う。 19:35〜 (金光)「CL 建設的な生き方」と森田理論 ・用意したプリントを配る。 ・今回と次回の例会で「CL 建設的な生き方」について学ぶ。 そのうち今回は、森田理論について。 ・「CL 建設的な生き方」提唱者のD.K.レイノルズ博士の紹介 とCLが誕生したいきさつ、その後の発展の解説。 ・CLの標語「事実を受け入れ、目的を知り、なすべきをなす」 ・CLは、本人が抱えている問題への現実的な解決を目指す。夢物 語を言わない。 出来ないことと出来ることとを認識し、そのうち出来ること、と りわけ身近なことで出来ることを実践せよという考え方である。 ・CLは、日本の森田療法と内観療法を、レイノルズ博士が独自に ミックスしたものである。 ・森田療法は一種の行動療法であり、内観療法は物の見方を変える ことを目指す。行動することと新しい物の見方を取り入れること は、共に大事なことである。 19:45〜 (金光)森田療法について ・大正中頃、森田正馬(もりた しょうま)博士が神経症の療法の 一つとして始めた。 ・森田療法の標語「あるがままに、なすべきをなす」 ・感情と行動に、意志の自由はあるか? 自分の感情は、自分の意志でコントロール出来ない。 自分の行動は、ある程度自分の意志でコントロール出来る。 ・感情は感情として受け入れ、自分に取って必要なことをする。 ・CLでは、森田療法の考えを一歩進めて、感情も行動を通して、 ある程度はコントロール出来ると考える。 ・「気をそらす」「時間を置く」などで感情を流すことが出来る。 ・自信のないことも、自信のないまま行動すると、後から自信がつ いてくる。 ・行動の評価するときは、出来なかったことについて自分を過度に 責めようとせず、出来たことを認め、出来た自分をほめる。 20:00〜 (金光)参加者をグループ分けする ・用意した6つの例題(吃音問題)につき、どのグループがどの例 題を話し合うのかを決める 20:10〜 途中休憩 20:20〜 グループに分かれての話し合い ・各グループが選んだ例題につき、3つのことを話し合う。 ○どういう気持になるか ○自分だったらどういう行動をとるか ○CLでは、どのように考え、どのように行動すれば良いか 20:35〜 (金光)グループの報告とCLから考えた解決策の提案 21:00 終了------------------------------------------------------------ |