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最優秀賞 「母との思い出」 橋本貴子優秀賞 「三つ子の魂 百までも」 峰平佳直優秀賞 「マイナス+マイナスは?」 田辺正恵 |
今回の「ことば文学賞」には、これまでで最多(昨年度と同数)の、15作品の応募がありました。内容的にも力作揃いでした。 |
最優秀賞 「母との思い出」 橋本貴子こういうものを書こうと思いつつ書けずにいて、文学賞の締切り直前、数時間で急いで書き上げました。受賞出来てとても嬉しいです。特に、五孝さんに頂いた講評(「吃音と上手につきあおうという気持ちになるのは難しいことだと思います。でも、この筆者はやり遂げるような気がします」)を伺って、本当に書いて良かったと思いました。 優秀賞 「三つ子の魂 百までも」 峰平佳直ぜひ書きたかった内容で、「ことば文学賞」の作品募集前から書き始めました。事実を元に、想像を少し入れて作品にしました。文中に書いたように、父の死を境に自分の吃音が変わったことを感じていました。書くことを通してそれを改めて実感したし、自分自身を見つめ直すことも出来ました。吃音の不安感が、今ではすごく減っています。これは自分でも不思議なほどです。 (「亡くなった父親との関係は?」との質問に)以前は仲がとても悪かったのです。今も、健康だった頃の父親は嫌いです。でも、最晩年の父親は好きだし、父のことを書いて良かったと思っています。書いているうちに、自分の中から以前のイメージとは違う父親が出て来たように感じました。心の中では、仲直り出来たのかも知れません。 優秀賞 「マイナス+マイナスは?」 田辺正恵「ことば文学賞」優秀賞をいただきまして、とても嬉しいです。ありがとうございます!! 今回、応募するためにこの文章を書いて思った事は「伝えたいことを伝えることの難しさ」です。 書けば書くほど、自分の想いから遠ざかってしまう、元に戻りたいけど、どう戻ってよいか分からなくなってしまい、途方に暮れながら、書きました。 改めて文章を書くことの難しさと、自分の文章が下手だという事がよく分かりました。 でも、書くことは楽しい!です! そのことも分かりました。分かって良かったです。 五孝さんが言われている「文章が詰まりすぎている、もっと整理し、改行を増やした方が良い」は、「これは私の事だ!」と思いました。 いつも、子供に「読みにくい」と言われています。なんだか、「顔を洗って出直してきます!」の気持ちです。 この気持ちを大切にしながら、これからも書いていきたいと思います。 ありがとうございました! |
「ことば文学賞」応募原稿・募集要項 |