2018年度 「ことば文学賞」吃音川柳・短歌 受賞作品(2018年6月)
この年の「新・吃音ショートコース」で受賞発表された吃音川柳・短歌。
川柳の選者は大阪吃音教室の松本進、短歌の選者は瀬戸内光さん(山口県歌人協会事務局長)です。
[吃音川柳]
受 賞 作 品 作 者
1位 着信音同時に鳴りだす我が鼓動 レッツキッツ
2位 勝利後はマイクと戦うドモリボクサー 東野 晃之
3位 どもりそうで捨てたことばに残る未練 刀根山 吃夫

[吃音短歌]
受 賞 作 品 作 者
一席 紅き火が舞うたび声は燃えてゆき燃えかすだけが口からこぼる 丹 佳子
二席 我が吃よ暴走するな偶然にできた君とのこの逢瀬には 松本 進
三席 くちなしの花咲き乱る電話口名を尋ねられ絶句したまま 西村 芳和