2016年度
「ことば文学賞」吃音川柳・短歌 受賞作品
(2016年10月)
この年の
「吃音ショートコース」
で受賞発表された吃音川柳・吃音短歌。
川柳の選者は大阪吃音教室の松本進、短歌の選者は瀬戸内光さん(山口県歌人協会事務局長)です。
[吃音川柳]
受 賞
作 品
作 者
1位
年取ったなかなか出ない言い換えが
井上 詠治
2位
変態と間違われてる電話口
東野 晃之
3位
こもり君 君をきらうはわけがある
伊藤 伸二
[吃音短歌]
受 賞
作 品
作 者
一席
吃音が確(しか)と居座る喉の奥に我の言葉を統(す)べるが如く
刀根山 吃夫
二席
天井の模様を見つめる日が増えたオレはふつうに戻れるだろうか
松本 進
三席
なんでやねん右手を振ると声が出る声出すスイッチどこにあんねん
赤坂 多恵子