《大阪吃音教室 例会記録》------------------------------------------------------------・吃音教室2004.11.12・記録 テーマ:どもる人のための書き方教室 担当者:溝口 稚佳子 参加者数:28人(初参加者なし) ------------------------------------------------------------ 18:45〜 (司会者)参加者近況 19:30〜 (溝口)良い書き方の基本 ・必要な句読点をつける。 <例 文>「渡辺刑事は血まみれになって逃げ出した犯人を追いか けた。」 犯人が血まみれになっていることを表現する場合には、次の個所 に必ず「、」をつける。 <改良案>「渡辺刑事は、血まみれになって逃げ出した犯人を追い かけた。」 ・掛ることばと受けることばの距離を短くする方が良い。 <例 文>「私は小林が中村が鈴木が死んだ現場にいたと証言した のかと思った。」 <改良案>「鈴木が死んだ現場に中村がいたと小林が証言したのか と私は思った。」 ・段落の終わりで改行したら、一字下げる。 ・カギカッコの使い方、など 19:45〜 (溝口)良い書き方のコツ ・参加者のそれぞれが文章を書くときに注意していることを聞く。 ○思っていることにピタッと来ることばが出て来るまで待つ。 ○最後の表現を真剣に考える。出だしはその次に考える。 ○書き出しに凝る。柱を立てる。 ○最近吃音体験を書いた時、流れを決めた上で、これから入ると分 かりやすいかなと考えて書き出し始めた。 ○自分は何が言いたいのかを先ずはっきりさせる。決まらないまま 書き始めると、テーマが散漫になる。 ○書き出しには凝らない。言いたいことを、最初に書いてしまう。 ○使い古された表現を使わない。 ○分かりやすく書く。普段使っている表現を使う。 ○書き出しと結びが、呼応しているように書く。 ○一文は短くする。 ○タイトルは最後に。文章の内容を表わす短かいことばを選んで。 ○つなぎのことばは、なるべく使わずに書く。 ○書き終わった後、「思います」を省けるところがあれば省く。 20:05〜 休憩 20:15〜 (溝口)文章を書く実習 ・テーマを一つ決めて文章を書く。 この日のテーマは、「自慢話」「ちょっと良い話」「吃りで良か ったこと」の中から選択。 20:40〜 (参加者)作品朗読 ・時間内に書き上げた数人が、自分の作品を朗読。 20:55 終了------------------------------------------------------------ |